私たちは深圧という特殊技術で股関節を専門に施術しています

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関節の音

皆さん、こんにちは。

毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

不本意ながら、しばらく振りの投稿となってしまいましたが、よろしければお付き合いくださいm(_ _)m

本日は「関節の音」について考えていきたいと思います。

普段、生活の中で関節の音が「鳴る」と言うことは意外とよくある状況だと思います。分かりやすいところで言えば、指がポキポキと鳴ることがありますが、日常生活の中ではあまり気にすることはなく、むしろ、敢えて鳴らすことだってあると思います。

では、もしそれが股関節で音が鳴るとすれば、それは逆に不快なもの…「骨と骨がぶつかっているのでは…」なんていうイメージが出来上がってしまうことがあるのではないでしょうか。

その場合、

「骨と骨がぶつかっている」→「鳴らしてはいけない」→「体重を掛けてはダメ」

というような考えに陥り易いところではありますが、その音の原因は本当に骨と骨のぶつかり合いなのか?というところです。

実のところ、関節の音の原因について医学的には完全に解明されているわけではありません。

しかし、音が鳴る理由としてはいくつか考えられ、その中でも骨と骨がぶつかり合って鳴る音は稀で、その可能性は一番低いものと考えます。

では、主な原因として考えられるものは何か?その可能性として高いものは2つ、だと私は考えます。

1つ目は、筋肉や腱によって引き起こされる音。

過緊張や短縮を生じた筋肉や腱は、出っ張った骨の部分で弾かれて音が鳴るということがあります。大腿骨外側の大転子という突起部で組織が弾かれて鳴る音を弾発股と呼びます。筋肉と筋肉、筋肉と骨が引っ掛かってこすれるときにパンッ、ゴリッと音が鳴ると言う事は意外と多くあるのではないかと思います。

そして、2つ目は意外と感じられるかもしれませんが、その原因として、「脂肪組織」があります。

これは、一般的な皮下脂肪のようなものとは違い、ゼリー状の性質を持ち、関節周囲の組織間(筋肉、腱、靭帯、骨、神経や血管など)の動きを円滑にしたり、クッション(保護)としての役割を果たしたりなど、関節にとってはとても重要なものとなっております。

実は、関節の周りにはこの脂肪体が数多く存在しています。脂肪体が身体をスムーズに動かすために関節上を滑り、滑らかな動きを作り出します。そして、股関節にはこの脂肪組織が関節の周りに多く存在します。股関節において、筋肉による問題の他にこの脂肪組織が硬くなったり、変性を起こすことで正常の組織よりも動きが鈍くなり、ゴリゴリ、ゴキゴキと音を出すことがあると考えられます。

そして、まだ十分に解明されたわけではありませんが、この脂肪組織には痛みを感じる受容器が数多く存在しているとも言われています。

固くなったり、変性した脂肪組織は痛みの受容器を刺激し、痛みを誘発すると考えられます。関節の嫌な音とともに痛みを誘発し、感覚的には関節(骨と骨の間)から音が出ているように認識され易く、非常に不快な音です。

そして、心理的には音を出さないよう、関節の動きを制限した行動に繋がっていくと考えます。

「動かさない」「荷重を掛けない」はむしろ関節の動きを狭め、筋肉や関節包、脂肪組織といった組織の変性を助長させてしまう方向へ向かう可能性があります。

深圧で、それとは逆の「動かす」「荷重を掛ける」で関節の音が減少していくことを経験しており、「骨と骨がぶつかっている音」を説明する方がむしろ難しいことだなと、深圧を実践する日々で感じることです^_^

『関節の音』をあまり怖がらないようにしていきましょう(^O^)/

仙台七夕祭りにて

マクドナルドの吹き流し

 

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