股関節まわりの『痛みを感じる神経』の数
みなさん元気、ぼく元気。
どうも、2022年も元気なまっちゃんです。
2022年は20歳代後半~30歳代前半の先生を育てます。
現在、次の世代の先生方が育ちました。
次の次の世代の銀座店を背負ってくれる先生を育てます。
銀座店の中にゴミが落ちている時に、それに気づき、拾い、捨てることのできる先生を探しています。
何を言っているのかと思うかもしれませんが、私はこんな簡単なことが無意識にできることが重要だと考えています。
そんな先生がいたらご紹介ください。 宜しくお願い致します。
🍓股関節周辺に痛みを感じる神経がどれほどあるかについては、人間に近い動物実験で明らかになっています。
(G.Castaneda 2011)
この研究では次のような結果がでています。
上の表では関節包にある神経の数を100とした時の数値を示していますが、骨の表面にある神経の数を1とした方がわかりやすので、この表を変更してみると。
骨の表面にある神経の数を1本とした時
骨膜(関節包) 1000本
骨 1本
軟骨 0
骨髄 20本
つまりこんな感じです。
いかに関節包が痛みを感じやすいかがわかると思います。
これは、まっちゃんが書いた股関節の絵です。
骨盤側に寛骨という骨があります。
そして、もも側に大腿骨があります。
その間には軟骨(水色)があります。
大腿骨は、骨膜(赤線)に包まれていますが、その骨膜は股関節の位置では膨らんで関節を包む袋になり、関節包と呼ばれています。
上の図では関節包のだいたいの形をピンクの円で囲んでみました。
この中には骨膜はありません。
この中にあるのは骨と軟骨と関節液だけです。
骨の表面(骨)と骨の内部(骨髄)では神経の数が異なります。
関節包をピンク色に塗ってみました。
レントゲン写真に写る股関節を拡大しました。
皆さんが足に体重をかけた時に荷重がかかる部位です。
矢印のところが表面の骨(骨)です。
上の研究では、骨には痛みを感じる神経は1本、軟骨には痛みを感じる神経は無いとの結果です。
軟骨が擦り減ったから痛いと説明されますが、軟骨には神経がありません。
また、骨と骨が当たるから痛いと説明されますが、骨にもほとんど神経がありません。
骨と骨が当たって痛いと説明される時によく出てくる言葉が軟骨下骨という言葉です。
「軟骨下骨には神経があって痛みを出すのです。」 のように説明する先生が多いです。
しかし、この軟骨下骨とは、この研究で『骨』と説明されている部分です。
わかりやすく書くと、レントゲン写真には写らない関節包には1000本の痛みを感じる神経があるのに、レントゲンに写る股関節には痛みを感じる神経が骨の表面の1本しか無いという事です。
骨の内部の骨髄の中には上記の割合では20本の神経があります。
かつて、私の妹が大腿骨の骨髄の中に腫瘍ができたことがあります。
彼女はももが痛いとは言いますが、普通に歩いていました。
それほど激痛ではないという事です。
痛みを感じる神経の割合で20本ある骨髄の痛みは激痛を起こすほどではないと考えられるのですから、骨の中にある1本の神経の痛みはだいたい想像できます。
従って、『骨の中には痛みを感じる神経はありません。』と考えている専門家が多いのです。
皆さんは、ほとんど痛みを感じる神経が無い股関節のレントゲン写真を見ながら股関節痛に対する診察を受けていることになります。
皆さんは、この診察法をどう思いますか?
レントゲン写真だけを見て『手術しかありません。』と説明する前に、まずは股関節周囲では最も神経の数くレントゲン写真には写らない関節包への治療を行うべきだと思います。
これが病院でできる治療法のひとつになります。
ところで、最近痛みを取ることに優れた整形外科医を発見しました。
福島県の患者さんからの紹介です。
大宮はしもと整形外科です。
埼玉県さいたま市になりますが、お近くの方で痛みにお困りの方は相談してみてはいかがでしょうか?
今後私もコンタクトを取ろうと考えています。
このような先生と一緒に仕事したいよね。
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
❖こちらも見てね。
Youtube版『股関節痛は怖くない!』チャンネル 松本正彦
❖こちらも見てね。(HipTuber田山陽平)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCfv6zBW8rWk11L9B9TTK8_A
「チャンネル登録をお願いします」
コメントを投稿