筋肉の状態と筋トレについて
皆さん元気、ぼく元気!でお馴染みの松本です。
明日の夜から仙台に行って仙台店の準備だけしてきます。
12日は夕方までいる予定です。
11月15日仙台店プレオープンします。
(今回はご予約がいっぱいです。初めての方は来年1月のご予約をお願いします。
来年からは毎月仙台に行きますよ!)
東北の皆さん、大変お待たせしました!
今後とも宜しくお願い致します。
来年のスケジュールは追って知らせいたします。
🍓先記事の股関節痛の原因、覚えていますか?
股関節痛の原因
1、股関節関節包の炎症
2、筋肉の病気
この2つの原因のいずれに対しても筋トレは悪化をもたらすでしょう。
1、の炎症に対しては、炎症を刺激することになるので、炎症は強くなります。
足首のねん挫直後に腫れている状態で筋トレはしないでしょうね。
それと似ています。
2、の場合は、筋肉が病気の時にわざわざ筋トレでその筋肉を疲れさせることは良くないでしょうね。
世の中の筋トレ志向に逆らって、私が股関節痛がある方々に筋トレを指導しないのはこの理由だけです。
ご理解いただけると嬉しいです。
筋肉には正常な状態もあるのですが、疲れている状態や病気の状態もあります。
皆さんの身体の状態を考えるとわかりやすいと思うのです。
皆さんの身体も疲労が強い時や、風邪などをひいて病気の時もあります。
疲れている時や病気の時に筋トレを考えるでしょうか?
このことは、非常に重要なことです。
病院などで『筋トレを行ってください。』と指導されたとき、その先生は皆さんの身体の状態を調べたうえで指導していましたか?
私も病院に勤めていたころは、『筋肉は常に正常である』と意識はしていないのですが、『当然筋肉はいつも正常である』という前提で筋トレ指導をしていました。
そう考える前提として『股関節の痛みの原因は筋力低下である』という考え方があったのかもしれません。
いまでも『股関節痛の原因は筋力低下である』と考えている医療従事者は多いかもしれません。
股関節痛の原因が『筋力低下』と考えてしまうと、「じゃぁ筋トレやりましょう。」となってしまうものです。
筋力低下は痛みの原因ではありません。
その考え方が間違いであることを患者さんだけでなく医療従事者にも認識してもらうことも私達の仕事のひとつだと考えています。
特に変形のある股関節を動かしながら行う筋トレは、骨や軟骨にとっても良くないことではないでしょうか?
骨や軟骨、筋肉が正常であれば、どんどん筋トレを行っても問題ないでしょう。
その状態とは、股関節痛が無いこと、骨も軟骨も筋肉も正常であることです。
筋トレしましょう、体重を減らしましょう、杖をついて脚をかばいましょう、その指導の結果が「この病気は進行性ですからね。」ということを考えて頂きたいと思うのです。
今までは指導法が間違っていたのですね。
筋肉は使わないと1日に〇%筋力が低下する、と言われることが多いです。
この場合の『筋肉を使わない状態』というのは寝たきりの状態です。
トイレも食事も寝たきりの状態です。
この状態は確かに筋力が低下します。
このような方がどれほどいらっしゃるのか?
私達人間は抗重力人であることを思い出して頂きたいと思います。
人工股関節の手術をして痛みがなくなった方、手術はしていないけど痛みがなくなった方は、少しずつ筋トレも良いでしょうね。
もちろん、股関節痛がある方も、上肢や体幹、足首辺りの筋トレは股関節への悪影響はほとんど無いと思いますよ。
その場合、筋トレ後の股関節痛の状態を確認してみてくださいね。
股関節痛が出てきたのなら、その筋トレはまだやめた方がよいと言うことですからね。
自分の身体とのコミュニケーションをしっかりとってくださいね。
🐸変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
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