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骨のう胞のメリット

みなさん元気、ぼく元気。

どうも、南紀帰りのマコです。

10月は働き過ぎたので、11月に入ってしばらく休んでいました。

京都の東寺の門の研究をすまし、和歌山県の高野山、熊野から南紀の研究をしてきました。

  東寺の門には不倫をした僧侶を追い出すときだけ開ける門もあるんですよ。

  高野山の紅葉は始まっていました。

  熊野の三大社を回りましたが、ほとんど階段を使わない方法もありましたよ。

熊野は新しい人生の出発の地です。

これから新しい人生を始めるんだ、るんだ、山本ルンダ。

ちなみに、帰りの南紀白浜空港~東京羽田空港までの料金は9990円でした。 今回はJRより楽で速くて安かったよ。

 

 

 

🍓何事にも良い面と悪い面があるように思います。

 

骨の中にできる穴は骨のう胞と呼ばれています。

「骨嚢胞が潰れたら大変だから・・」と説明されることは多いと思いますが、大変なことは起こりません。

 

骨のう胞は、骨を守るためにできることは京都大学医学部の研究ではっきりしています。

(臨整外 18巻13号 1239~1248 1983年)

この研究では大腿骨頭を単純化したモデルを用いて同一の負荷に対する変形の程度を調べています。

 

骨のう胞が無い場合に骨に広く広がっていた負荷は骨嚢胞の丸い壁に集中するようになり、その結果、骨のう胞ができた方が大腿骨頭の変形は抑えられることがわかっています。

言い換えると、骨が潰れないように硬くなった穴の周りで重力を受け止めて骨を守るために骨嚢胞はできるのです。

 

先の脚長差の話でも出てきましたが、大腿骨頭の変形は丸い大腿骨頭が潰れたように扁平となることが多いです。

その結果、脚長差が出るのですが、この潰れたような扁平の形は、急に潰れたような形になったわけでは無く、長い時間をかけて徐々に扁平の形になり骨は治癒します。

 

この扁平になる変形を、骨のう胞が潰れた結果だと考える先生方も多いのでしょう。

 

しかし、『骨のう胞が潰れる』と説明されると、急激につぶれる骨折をイメージするのではないでしょうか?

そして、激痛が起こるイメージを持つ患者さんが多いのではないでしょうか?

 

 

私は、骨に穴のある患者さんでも足に体重をかけさせます。

長い間そう指導してきました。

しかし、骨が潰れて激痛が起きている方を見たことがありません。

 

強烈なケガをした時、大腿骨頭の骨折を起こす方はいます。

それは、誰にでも起こりえることです。

骨のう胞があって骨折を起こす確率は0%とは言いません。

玉川病院の松原先生らが1999年に嚢胞骨折の患者を一例報告されていますが、この論文の中でも『嚢胞骨折はほとんど見られないが……』という前置きで、珍しい症例を報告しています。

(HIP JOINT VOL.25 1999年)

この症例報告のレントゲン写真を見てみても、決して穴が潰れて骨折を起こしているわけではありませんでした。

 

 

こんな珍しいことに対して、あたかも多くの患者さんで起こるかのように「骨嚢胞が潰れたら大変だから・・」と説明することは間違っています。

 

 

患者さんの立場で考えると、「骨嚢胞が潰れたら大変だから・・」と説明されたら、恐怖心が強くなりびくびくしながら生活をするようになり、うつ状態になる方もいます。

その結果、脚に体重をかけられなくなるので筋肉も骨も痩せていくのです。

そのような多くの患者さんにお会いしてきましたね。

でも、「絶対大丈夫です。」と説明すると、みるみる表情が明るくなっていきました。

 

 

もちろん、その後の骨の経過も確認しています。

骨の穴がふさがる方も多いですが、骨の穴はそのままで経過する方も多いです。

 

このように、骨のう胞ができることは、変形性股関節症になられた皆さんにとってはメリットしかないのです。

 

 

これとこれ、読んでくださいね!
私達が行っていることの本当の姿が理解できます。↓↓
                         
         
   
  
   
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
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こちらも見てね。(HipTuber田山陽平)
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