筋肉を強く押したらあかんのか?
みなさん元気、ぼく元気。
どうも、人生で一番最初に買ったレコードはカーペンターズ『Yesterday Once More』だったカレン松本カーペンターです。 海老シャラララ?
先週高崎に着いて、宅急便で送っていた治療ベッドを開いたら、非常に頑丈な治療ベッドが完全に壊れていて(割れていてという表現が正しい)、必死こいて大汗かきながら修理をしました。
出張深圧では、こんなトラブルも日常茶飯事です。
どうにか、問題なく過ごせました。
トラブルなんてなんの園まり、来月は、大阪→岡山→高松へ行くぞ! 海老ウォウオウ!
🍓筋肉を押すと筋肉内の神経末端からCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質が出て筋肉内の血管を拡張して血流を良くします。
筋肉を押すときの圧が強いほど血流は良くなります。
この血流が疲労回復を早めるとともに、疲労物質や発痛物質(痛みの元となる物質)を流して(取り除いて)くれるのです。
しかし、ここで問題になるのは、『強く押しすぎると筋肉を傷めたり、もみ返しを引き起こすことがあることです。その結果筋肉は逆に硬くなる。』という一般的な考え方です。
こう書いている先生方に聞いてみたい「先生方は筋肉を強く押したことがあるのですか?」と。
私は、もう23年も筋肉を強めに押す深圧を行ってきました。
そして、患者さんの筋肉が経過として徐々にほぐれて動きやすくなった方々を多く確認してきました。
筋肉は決して傷めやすい組織ではなく、強くほぐすことによって硬くなるものではないことを確認してきたということです。
その経過を見る限り『強く押しすぎると筋肉を傷めたり、もみ返しを引き起こすことがあることです。その結果筋肉は逆に硬くなる。』という考え方は間違っています。
23年の経験の中で感じていることは、筋肉の体質はひとり一人非常に異なっているということです。
まずは、筋肉と言っても患者さんひとり一人異なるということを頭に置いて深圧を行わなければなりません。
しかし、この筋肉の体質の違いは触診や検査などでは全くわかりません。
深圧を行って、その後の経過を聞いて判断するしかないのです。
ひとり一人で異なる筋肉の質が一番大きな問題のひとつです。
『強く押しすぎると筋肉を傷めたり、もみ返しを引き起こすことがあることです。その結果筋肉は逆に硬くなる。』
実は、一般的に言われているこの問題はさほど大きな問題ではありません。
筋肉を傷めることは点ではなく面で押すことで、つまり広い面積で強く押すことで防げます。
もみ返しは、皆さんの筋肉の体質によって出やすい方はいますが、その多くは2日~3日くらいでもみ返しが無くなり、その後からは身体が動かしやすくなることが多いのです。
もみ返しの時期の反応だけを見て『強く押すことは良くない。』と判断する方が多いのですが、重要なのはもみ返しが取れた後の効果を確認することなんです。
運動をすると運動後に筋肉痛が出ます。
この筋肉痛は正常反応なので誰が気にするでしょうか?
私もかつてはボディービルダーとほぼ同じトレーニングをしたことがありました。
その後は1週間まともに歩けませんでした。
しかし、この痛みは筋肉を肥大させるために必要だと言われています。
この筋肉痛ともみかえしが一緒だとは言いませんが、私はもみかえしも正常範囲と考えています。
深圧に慣れると、徐々にもみかえしは出なくなります。
深圧を行って症状が悪化することはほとんどありません。
悪化する場合の多くは、まだ股関節内の炎症が強い時期の方の場合です。
炎症があると筋肉は反射的に硬くなります。
股関節痛が強くて、筋肉を深圧しても改善しない時期の方の多くは、まだ炎症が強い時期の方が多いです。
思い出してください。
これが炎症の経過です。
炎症にはピークがあって、ピークまではどんどん強くなりますが、ピークを過ぎると改善してきます。これが炎症の山です。
炎症のピーク前の方の多くは深圧後すぐに痛みが出ることが多いです。
この時期は、炎症の影響で筋肉が硬くなり股関節の関節の動きが悪くなりやすい時期です。
この時期の深圧の目的は、痛みを軽減させるというよりは関節の動きを硬くしないようにすることが主な目的になります。
一方、炎症のピーク後の方々は、筋肉をほぐせばほぐすほど股関節痛は楽になっていきます。
そして、どんどん動けるようになっていきます。
自分が炎症の山のどこにいるのかは、筋肉をほぐしてみて改善傾向があるのかないのか?
→ほぐし方が正しければピークを過ぎた方には改善傾向が出ます。
まずは「何となくいい感じ。」という感覚がでます。
もしも改善傾向があれば、大きな改善なのか、小さな改善なのかで炎症のピーク後のどの段階にいるのかがわかります。
皆さんの中で、深圧を受けた後、少しでも効果を感じている方は、すでに炎症のピークを過ぎていると判断してください。
炎症を伴っていると時の深圧には効果の実感がほとんどありません。
この炎症の時期(深圧を受けるタイミング)も一番大きな問題のひとつです。
私達は深圧を行った後、次の来院されたときに深圧後の経過を患者さんから聞くことによって、筋肉の体質を考え、炎症の時期を考えています。
筋肉の体質によっては、強く押せない方もいます。
しかし、その割合は非常に低いです。
現在私が担当している患者さんでは100人中2人です。
この方の場合、主に面(広い面積で押す)を使い非常に弱い深圧を行っています。
そして、深圧後すぐに効果が無くなってしまう方の場合は、可能な限り関節の動きが悪くならないように気をつけながら、炎症のピークを迎えられるようにしています。
炎症は非常に強敵です。
関節の動きを維持しようとしても、どんどん硬くなってしまうタイプの方もいます。
しかし、出来る限り関節の動きを維持できるように取り組むことも医療関係の仕事をする人の役割だと考えています。
つまり、改善させることも仕事だけど、悪化を極力小さくするように予防することも仕事だと考えています。
話が長くなってしまいました。
来週の木曜まで3回くらい読んで頂けるとマコはうれしいです!
これとこれ、読んでくださいね!
私達が行っていることの本当の姿が理解できます。↓↓
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
2022年、銀座に何かが起こる
こちらも見てね。(HipTuber田山陽平)
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