股関節の骨の中にできた穴はつぶれないのだ!
みなさん元気、ぼく元気。
どうも、再来週は西南に向かう予定のマコどんです。 まゆ毛ほっそいけどぉ~
しかし、涼しい初夏ですね。
みなさん体調を崩さないでね♥
今回は骨の穴についての記事です。
🍓数年前にお会いした方は、病院の先生から「骨の中にできた穴が潰れたら大変だ。」と説明されていました。
初めてお会いした時には、その精神的ストレスで今にも心が押しつぶされそうな表情でした。
その時(2015年)のレントゲン写真です。
骨盤側の赤い矢印の先に穴があります。
この穴は骨嚢胞(こつのうほう)と呼ばれますが、この穴は潰れません。
深圧の後、この方には「この穴は絶対に潰れませんので、どんどん体重をかけて下さい。」と説明しました。
すると表情がみるみる変わり、体重をかけられるようになりました。
このような病院からの説明で、びくびくしながら暮らしている方は実に多いのです。
この方の最近のレントゲン写真です。
骨盤側にあった穴はほとんどわからなくなり、股関節痛もかなり改善しています。
骨は、体重をかければ新しい骨が出ますからね、骨の穴は改善して埋まったのだと思われます。
この方は、骨の穴が埋まってきましたが、実は骨の穴は埋まらなくても大丈夫です。
骨の穴は大腿骨頭にあろうが、いくつあろうが穴の周りの骨を硬くする(白く映る)ので絶対に潰れないのです。
このことは今までもブログに書いてきましたし、田山先生のYouTubeでも話していたと思います。
今から36年前、京都大学医学部整形外科教室の上尾豊二先生達が、この骨の穴について研究を行っています。(臨床整形外科 18巻13号 1983)
その論文の『はじめに』には次のように書かれています。
『変形性股関節症は主に関節の力学的破綻によって生ずるものと考えられる。
したがって、その力学的な破壊作用に対して生体よりの防禦的な反応が生じてくる。
骨は増大する応力に対して強い骨梁を形成し、骨棘を形成して荷重面積を増大させようとする。
ところで、もう一つの変股症の主な所見である骨嚢胞はどのような生体力学的背景をもって形成され、そして形成された嚢胞はどのような意味を持っているのだろうか?単に否定的な存在なのか、それとも防禦作用の一翼を担っているのかを明らかにするために、有限要素法を用いて理論的な解析を試みた。』
ここには凄いことが当たり前のように書かれています。
それは、変形性股関節症による変形が起こると人体は変形に対して防御的な反応を示すものだと書いていることです。
骨が傷まないように、骨を守っている骨梁(こつりょう)はさらに強くなり、骨のトゲと書く骨棘を作って荷重面積を広めようとする、と当たり前のように書かれていました。
これらは全て、私達の身体を守るための防御反応、言い換えれば防衛反応だと書いていますね。
そして、もう一つの所見である骨嚢胞(骨の穴)ができる意味は、単に否定的な存在なのか?それとも私達の身体を守るための防衛反応なのか?と書かれています。
つまり、この研究は骨嚢胞が私達にとって悪いものなのか?それとも私達を守ってくれる良いものなのかを調べた研究でした。
この論文の『結語』には、次のように書かれていました。
『嚢胞は荷重のストレスが骨梁に作用することにより形成されるものとして矛盾はなく、形成された嚢胞は結果として骨頭の力学的強度を増し、生体防禦反応のひとつであることが示唆された。』
つまり、骨嚢胞ができる意味は、骨嚢胞によって骨の強度を増し、私達の身体を守るためにできるのだ!という結果でした。
この論文にはびっくりしましたね。
私達が訴えてきたことが、もう36年前にこのような論文になっていたのですね。
私達も勉強不足でしたが、逆の意味で病院の先生方にももっと勉強してほしいところです。
病院の先生方には、『防御反応』(私は自然治癒力と呼んでいます。)という考え方が全く無いのです!
次回の記事では、別の文献を参考にして、骨嚢胞がどのようにして私達の身体を守っているのか説明してみます。
骨嚢胞は私達を守るヒーローなんだ!
わたしはヒロインになりたいの!
皆さん、脚に体重をかけましょうね!
そして、この記事を拡散してくださいね!
※今回参考とさせていただいた文献は、田山先生がさいたま赤十字病院の石井先生から頂いた文献でした。
これとこれ、読んでくださいね!
私達が行っていることの本当の姿が理解できます。↓↓
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
2022年、銀座に何かが起こる
こちらも見てね。(HipTuber田山陽平)
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