股関節痛の説明 2
坂井学先生から皆さんへのプレゼントです。
もしよろしければ sakai.kibou@gmail.com まで空メールを頂けましたら、坂井先生から『股関節痛を解消する秘策』というボイスメッセージがプレゼントされます。(少し時間がかかるかもしれません。)
みなさん元気、ぼく元気。
どうも、無事に秋の食事会を終えてゆっくり休んでいるヴァケーション松本です。
当日は整形外科の坂井先生、えこるの靴の佐藤社長、半断食の菅藤先生の他、患者さんが体験談を話して下さいました。
非常に有意義な会になったと感じています。
今後の展開もありそうですので、楽しみにしていて下さい。
※10月9日から澁谷先生は10階から13階へ移動しました。
現在 10階1001号室 → 松本 斎藤 宮川
13階1302号室 → 田山 小林 澁谷 となりました。
🍓前回の記事にはレントゲン写真を使った説明よりも患者さんの症状を診ることの方が重要という当たり前のことを書きました。(これが診察です。)
レントゲン写真で変形が重度であっても、股関節痛の無い方はいます。
今回の記事では、レントゲン所見は比較的よくても股関節痛が強く出る場合の話になります。
皆さんが足首を捻挫して整形外科でレントゲンを撮ることは多いと思います。
骨に異常は無くても、足首が腫れてますので、足関節の捻挫があることは皆さんにも簡単に理解できます。
股関節は奥深い場所にありますので、もしも股関節を捻挫していても腫れが表面には出ないので捻挫による靭帯や関節包内の炎症の有無はしっかりと診察をされない限り理解しにくくなります。
関節の炎症はレントゲン写真には写らないので、もしも骨だけを見て診断されたら、何も問題が無いと判断されるでしょう。
ところが、患者さんは痛くて歩けないのです。
先日、ある整形外科の先生と話している時に聞いた話です。
レントゲン写真では決してわからないけど、股関節の大腿骨側の軟骨と骨盤側の軟骨の間に関節包(関節唇も含む)が挟まれてることもあるそうなんです。
軟骨も関節包もレントゲン写真には写らないので、この現象は手術時に股関節の中を見た時に初めてわかることです。
(Aは関節唇、Bが関節包、赤い矢印の所で関節包が挟まれています。)
大腿骨側と骨盤側ともに軟骨があります。
通常、軟骨と軟骨の間に隙間は無く、つるつると滑りながら股関節はスムースに動いています。
この軟骨間に損傷して切断された関節包が挟まり込む事があるのです。
関節包には神経が多いので、炎症が起きて結構痛むことは予想できます。
それも、歩く時には一歩一歩痛むことでしょう。
この場合は、レントゲンだけ見ると骨と骨は当たって無くとも強い痛みが出ていることになります。
その症状はやがて筋肉まで広がり、さらに離れた筋肉へと広がっていくのです。
しかし、レントゲン写真だけを見て骨の状態が良ければ「レントゲン上異常はありません。」と言われることもあるでしょう。
この場合も、「レントゲン上異常はありません。」という説明だけでは納得できません。
目の前に座っている患者さんは痛いんだから!
股関節痛の原因はレントゲン写真の中にあるのではなく、患者さんの中にあるのです。
いつから痛くなったのか、滑ったり転んだりしたことは無いか等の問診(これ、結構重要です)、患者さんを触診して、関節を動かして、脚の長さを比較して、どの様な動作の時にどこが痛いのか等を確認することが重要なのです。
股関節痛の説明にはこれらのことも含めて総合的な説明をしなくてはなりません。
当たり前のことなんだけどね。
これとこれ、読んでくださいね!
私達が行っていることの本当の姿が理解できます。↓↓
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
2022年、銀座に何かが起こる
ストレッチングボードに朝晩のっています。膝をしっかり伸ばしてお尻をかべにつけるとかならずぼきぼきと股関あたりで音がします。いいのでしょうか?行った後はすっきりしています。