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ハムストリングス

みなさん元気、ぼく元気。

どうも念願の宗谷岬に立つことができました松本ソーヤです。

それにしてもロシアからの風が強かったです。

↑左手で身体を支え、右手で帽子を支えています。

後ろに見えるはずの樺太は見えませんでした!

この場所は道路から近く、駐車場からも近いので長距離歩かなくとも行くことができます。

気温は16度くらいで大変寒かったです!

また行きたくなりました。

そんなわけで、今回の記事は北海道から帰ってきました銀座からハムストリングスについてのお話です。

 

🍓ハムストリングス(hamstrings)は、皆さんのももの後にある筋肉群のことを言います。ハムストリングとも呼ばれますね。

略して『ハム』とか『ハムスト』と呼ぶ人も多いですね。

 

筋肉群と書きましたが、内側にある2本の筋肉(半膜様筋+半腱様筋=内側ハムストリングス)と外側にある1本の筋肉(大腿二頭筋=外側ハムストリングス)の3本の筋肉の総称になります。

 

 

主な働きは『膝関節を曲げる働き』と説明されていますので、主に膝関節に関係する筋肉だと考えられています。

それは、間違いではないのですが、ハムストリングスは股関節より上部にある骨盤の一部(坐骨)にくっついているので股関節にも影響を及ぼす筋肉です。

 

スポーツの分野では『よく肉離れ(筋肉の一部が切れること)を起こしやすい筋肉』として有名です。

 

私の白い本の改訂版にも書きましたが、人工股関節手術後に不調を訴える方の多くはこのハムストリングスへの深圧で問題が解決します。

 

2年前、人工股関節手術後に歩けなくなって来られた方は、股関節の前側の鼠径部とお尻の横側を痛がってきましたが、原因は全てハムストリングスでした。

不思議でしょ?

この方の場合、ハムストリングスがあるももの裏やハムストリングスに関係すると言われている膝関節には全く痛みを訴えていませんでした。

不思議でしょ?

 

私が大学病院で仕事をしていた時には全く考えられなかった事実です。

 

先日、人工膝関節手術後にももの裏を痛がっている方が来られましたが、この方の場合は一回でその痛みは改善しました。

ハムストリングスの特徴を考えると、非常にわかりやすいケースでした。

 

また、左人工股関節手術を3回受けられている方は、『左のお尻から膝の裏の痛み』を訴えていましたが、この方も主にハムストリングスへの深圧で解決しました。

この方、右股関節も23年前に埼玉医科大学病院で人工股関節にしているのですが、こちらはすこぶる調子が良い状態です。

驚くことに、当時右側のリハビリを担当した理学療法士は私だったそうです。(はっきり覚えているような覚えていないような?)

 

 

以上は手術後に膝関節や股関節に痛みを訴えた患者さんのケースでしたが、重要なことはハムストリングスの異常が膝~ももの裏だけではなく、お尻や鼠径部(前面ももの付け根)まで痛みを出す可能性があるということです。

これは痛みが筋膜を伝わって広がる関連痛の仕業であると理解しなくてはなりません。

この場合の対策は、椅子に座った状態でボールなどをももの下に入れ、ももの重さを利用してゴリゴリ、ゴリゴリですね。

ハムストリングスの異常が鼠径部痛やお尻の横の痛みまで広がることは、手術をされていない方の場合も同様に考えるべきなのです。

 

 

 

 

そのように考えながら日常の深圧に取り組んでいます。

 

 

🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘

2022年、銀座に何かが起こる!

 

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