股関節痛の不思議
皆さん元気、ぼく元気。
晴れッポロ、札幌。
どうも、札幌東急デパートに初めて行った松本です。
防寒対策しっかりしてきたのに、札幌嘘のように暖かいです。
今回は札幌から股関節痛についてのお話です。
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🍓股関節痛はどんどん悪化するものなのでしょうか?
一般的に変形性股関節症はどんどん進行する病気であると説明されます。
そう説明されたら股関節痛もどんどん悪化していくものだと理解して不安に襲われる方がいます。
実は、私も大学病院勤務時はほぼそのように感じていたように思います。
ところが、長期にわたり患者さんと接して痛みの経過を観察するうちにそうではないことに気づきました。
一般的な説明からのイメージと違うじゃ~~ん!
グラフ化してみて改めてビックリしました。
以下に5人の股関節痛の経過グラフを示してみます。
グラフの見方ですが、横の目盛りは期間で1年単位となります。
縦の目盛りは痛みの程度を表しており、最も痛かった年を100としています。
グラフ上の〇または●は深圧を開始した時期を表しています。
まず1人目です。
そして、2人目。
やはり、最も痛かった時期に当院にお越しくださっていますね。
その後時間をかけて股関節痛は徐々に改善しています。
このように、深圧開始後徐々に股関節痛が改善される方がいます。
この様な方々は、深圧開始時にまだ股関節関節包内に炎症が残っていた方々です。
次に3人目。
そして4人目。
このような経過をたどる方々は、股関節関節包内の炎症がほぼ無くなっていて、筋肉の病気が大きな問題となっていた方です。
筋肉だけの問題なので、深圧開始後急激に股関節痛が改善しました。
最後に5人目です。
現在この方の股関節痛は『10』程度まで改善しています。
この方は、深圧開始後股関節痛は悪化しました。
この時期に私は患者さんに対して「股関節痛はピークを過ぎると必ず改善しますので頑張りましょう。」と言い続けていました。
患者さんは半信半疑だったと思います。
深圧開始後3年目に入ったころ、「最近ちょっと良い感じになってきました。」と言い始め、その後はどんどん股関節痛が改善していきました。
股関節関節包内の炎症状態については、目で見ることができないので、深圧による患者さんの股関節痛がどのように変化するのかは私達にも予測は難しいものです。
数回の深圧後の経過を見るとだいたいわかります。
数回の深圧で、少しでも改善傾向を示せば炎症のピークは過ぎていると判断できます。
この5人の経過を見ると、股関節痛の原因は筋肉だけではなく、背後に大きな原因が隠れているように感じました。
背後に隠れていた大きな原因としては、股関節関節包内に炎症があるのだということしか考えられませんでした。
つまり、股関節痛の経過は一般的に考えられているような右肩上がり直線的な経過をたどるのではなく、炎症の経過と同じく放物線状の経過をたどるのです。
下のグラフの赤い線のような感じです。
次回は上のグラフの説明と、いろんな時期にいる皆さんの考え方につて説明してみます。
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
2022年、銀座に何かが起こる!
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