~変形性股関節症生活記~ 健康器具(その2)
前回に続いて、器具を使用した我流の股関節ケアについてご紹介します。
『牽引』
牽引療法は、腰痛改善や関節の安静などのために一般に行われています。
ただし、本当に効果があるのか、痛みの除去につながるかどうかは意見の分かれるところです。
無理に引っ張ったりするのは論外として、牽引で痛めてしまったという人もいるようですので、ここは自分に合うかどうかの見極めが必要です。
ちなみに当院では、以前は施術の最後に軽い牽引を取り入れていましたが、いまは殆どやっていないようです(先生にもよりますが、必須メニューではありません)。
患者さんからの要望があれば対応は可能です。
わたしは牽引してもらうのが好きでした。
深圧を受け始めた頃、施術の最後に松本総院長から牽引をしてもらったときにスッキリ感を覚えたことがきっかけでした。
いずれにしても、強く圧された股関節周辺の筋肉を少し緩めるという程度の目的であり、軽いストレッチとしての扱いです。
さて、わたしは股関節にスッキリ感が出るので牽引は今でもやっています。
わたしの牽引方法。
それは、普段自宅でおこなっている腹筋のトレーニング中に発見した簡易な方法です。
腹筋マシーンを使用します。
やり方は・・・ただ寝るだけ(笑
↓こんな感じです。
もともと、腹筋を鍛えるために購入した腹筋マシーンですが(当たり前です)、あるときに腹筋トレをした後、疲れて起き上がれず、足をかけたままそのまま台に寝そべって休んでいました。
すると、股関節が牽引されてとても気持ちいいではありませんか!
しばらくして起き上がってみると、股関節のあたりに伸展感があり、すごくスッキリしました。
かなり歩き回ったりして股関節周辺に疲労感が強いときなど、寝る前にこれをやると爽快で癒されます。
以前は腹筋トレをしたときのついででしたが、いまでは牽引目的でこの器具を利用しています。
本当は膝を曲げずに伸ばした状態でやれるともっとよいのでしょうが、わたしの場合、簡易的にちょっとしたリラクゼーション目的でやっているのでこれで満足です。
健康器具として販売されている牽引マシーンもあるようですし、やり方もより効果のある正しい方法があるのだと思われます。
片方の足で高台に立ち、もう片方(牽引したい側)の足に重りをつけてブラブラさせる方法もありますね。
この我流牽引は、上体の筋トレをしているときに気づいたものであり、まさに男性ならではのものでしょうが(笑)、容易にできるのでこのケアは重宝しています。
股関節痛とひと口に言っても、その症状や質、更には生活環境も人によって様々ですから、股関節のケア方法も人によって千差万別であって然るべきです。
身体が喜ぶ、脳が喜ぶ。
きついトレーニングを課してばかりでは心も身体も維持できません。
身体が喜ぶような自分なりの”癒し”のケア方法をもっていると、心も軽くなります。
ぜひ、皆さんもいろいろなことを試し、自分の身体(股関節)が良いと感じることがあればどんどんやっていきましょう。
2024年5月19日
コメントを投稿