私たちは深圧という特殊技術で股関節を専門に施術しています

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気軽に実践できる股関節の筋トレ

 

今日は、日常生活で気軽に実践できる股関節の筋トレ・ケアのご紹介です。

 

 

意識の集中と継続

 

松本深圧院に通院いただいている方や松本総院長の著書をお読みいただいている方はご存知の通り、当院では痛みのある状態での筋力トレーニングはおすすめしていません。

 

それよりも、痛みのある状態(病気)から正常な状態に回復させることが先決です。

 

筋トレは、痛みがない状態になって初めて取り組むべきものというスタンスですが、筋トレをするにしても、厳しく、たいそうな時間をかけてやらなければいけないものではありません。

 

殆どの方が日々の日常生活をつつがなく過ごすことができるだけの筋力があれば十分だと思われますので、それこそスポーツ選手のようにガチガチの筋トレをする必要などはありません。

 

忙しくて筋トレをする時間を確保できない方もいるでしょうし、「さあやるぞ!」と準備して構えなければ始められないものでもありません。

 

なぜなら、日常生活での「動き」が十分に筋トレとしての機能を果たしてくれるからです。

 

特に意識をしなくても、日常生活における「歩く」という動作によって筋力は育まれるものではありますが、ここでは一歩進んで“意識的”に取り組んでみることをおススメします。

 

わたし自身、筋トレのための時間をつくることもなかなかできないため、日々の外出時の“動き”の中での取り組みを重視しています。

 

例えば、自宅を出て駅まで歩く5~6分、患側の股関節に意識を集中させつつ、足裏がしっかりと地面を踏みしめるように歩きます。

 

ポイントは、“意識”すること、その意識を“継続”させること。

 

これは、どんなことにも当てはまると思いますが、対象に意識を集中させることで、より効果の高い成果が期待できます。

 

例えばダイエット目的のトレーニングで、その対象部分に意識を集中させることで、高い効果を感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。

 

あまり長い時間、意識を集中させることは難しいため、ほんの5分、いや1分でもいいので、とにかくその間は徹底的に股関節とその動きに意識を集中させることがポイントです。

 

わたしの場合、疲労が重なってくると、歩くときについ“楽”をしがちでして、そうなると跛行(はこう)気味になってしまうのですが、そういうときこそ、1分でも2分でも意識を股関節と歩くことによる動きに集中させるようにしています。

 

 

患側荷重法

 

立っているときも同様です。

 

電車などの待ち時間や電車の中で立っているときにも、同じように意識を股関節に集中させ、かつ、しっかりと患側の脚にも体重がかかるように立ちます。

 

この患側荷重法はどこででも簡単に実践できますが、このときも股関節に意識を向けることが重要です。

 

注)

「患側荷重法」とは、患部側の脚にあえて体重をかける筋力トレーニングで、松本総院長が長年の治療経験から導き出した運動療法のひとつです。

ただし、股関節痛が改善してきて筋肉の衝撃吸収力が復活したあとの最終ステップのトレーニングですのでご注意ください。

 

わたしはいまはかなり動ける状態ですので、駅などでは階段をなるべく利用するようにしているのですが、一方でエスカレーターにも利用価値を見出しています。

 

デパートなどの建物や地下鉄などでは、エスカレーターを利用することも多いため、その時に思いついたのですが・・・

 

健側の脚を(エスカレーターの)前のステップにかけ、患側の脚を重心にしてでほぼ片足立ち状態になります。

 

こんな感じです ↓

 

 

 

前のステップにかけた足は、軽く置いておく程度で、重心はあくまで患側に置き、膝・股関節をまっすぐに伸ばし、体重をしっかりとかけます。

 

この時、やはり意識と力を股関節に集中させます。

 

時間にして数十秒かもしれませんが、これを何度か繰り返してるだけでもそれなりの筋トレになると思います。

 

エスカレーターのベルトに手をかければ身体も安定しますので、これで超簡単に患側荷重による筋トレができます。

 

エレベータ―の利用は、あくまで外出中に気軽にできるという点よりご紹介している次第ですので、もちろん自宅の階段などでもできます。

 

この体勢のままで、股関節を少し前に突き出せば、股関節の伸展ストレッチにもなりますね。

 

これは、通勤時にエスカレーターを利用するわたしなりの一案ですが、要は日常生活の動きの中で工夫次第で筋トレをできる場面がたくさんあります。

 

股関節の筋トレも、不断に意識することによって、日常生活を「その場」にできるし、自分オリジナルのケア方法が見つけられます。

 

そのためには、医師などの専門家からすすめられたプログラムをただこなそうとするのではなく、自分の股関節痛の状態を見極めながら、 日常生活の中で無理なく効率的にできるトレーニングをアレンジしていきたいものです。

 

自分の身体は自分で守る。

 

専門家のアドバイスを聞きつつも、最後は自分が決める。

 

そんな主体性をもつことがこの病気の本当の改善につながり、自らの身体がもつ自然治癒力を高めてくれる一歩になるとわたしは信じています。

 

 

2023年7月16日

 

ビールが美味しい季節になりました!

 

 

 

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