股関節痛 対症療法と原因療法
最初に、今月の深圧体験会のお知らせです。
2019年4月25日(木)13時~
詳細はこちら ☞ 深圧体験会のご案内
深圧を知る(体験する)ことだけでなく、ご自身のお悩みをご相談いただける機会でもありますので、ぜひお気軽にご参加ください!
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痛み止め薬
頭痛、歯痛、腰痛などなど、痛みに我慢できないときには痛み止め薬は必要です。
わたしも偏頭痛持ちだった頃は、頭痛薬は常備していました。
ただし、薬は嫌いだし、できる限り飲まないようにしていましたが、特に仕事中など集中しなければならないようなときにはやむを得ず服用していました。
ちなみに、マインドフルネス瞑想を始めたおかげでこの偏頭痛が殆ど発症しなくなったことは以前のブログ(☞「偏頭痛と呼吸」)に書きましたが、現在に至るまで昔のような頭痛に悩まされることはなくなりました。
飲み過ぎたときだけはいまでも頭痛が出ますが・・・(苦笑
痛み止め薬は対症療法の一つです。
股関節痛に苦しんでいる方々の中で痛み止め薬を服用している人は少なくないでしょう。
ちなみに、わたしは股関節痛がひどかったときにも薬は飲んだことはありません。
頭痛は一過性の痛みでしたが、股関節痛はそうではありません。
薬を飲んだからと言ってずっと痛みが治まるわけではないので、だったら飲んでもしょうがないと思い込んでいたからです。
要は、根本的な解決にならないからです。
とはいえ、一時でもいいからこの痛みから解放されたいという切なる思いで薬を服用されている方も少なからずいらっしゃると思います。
人間として、生き物として、身体的な痛みほど耐え難いものはありません。
痛みに苦しんでいるときは、他のこと全てがどうでもよくなると感じることすらあります。
痛みなく生きることさえできれば・・・
そんな、生きることの根本的な切実な願いだけが生じる。
人間の生きる欲求のベースにあるのは、痛みのない生活、健康です。
股関節は日常の基本動作の根本を司っている重要な関節。
そこに痛みがあれば、行動に支障をきたすことになります。
痛みがあると、立ち上がる、座る、しゃがむといった基本動作をすることすら億劫になります。
痛くてもどうしても動かなければならないときなどには、薬に頼ることも必要かもしれません。
ですが、やはり痛み止め薬では根本的な治療にはなりません。
わたしの母方の叔父は変形性股関節症です。
60歳を過ぎた頃に初めて痛みを発症したようですが、一時的であり、その後しばらく痛みも治まっていたものの、近年になってまた痛みを感じるようになったとのこと。
最初の痛みが出たときに痛み止め薬を飲み始め、以来、調子が悪いときには薬を服用してきたようです。
わたしに相談があったときに、薬では根治につながらないので、深圧も含めて別の療法をアドバイスしたのですが、酷い状態にはなっていないことや薬でなんとかなっていることもあり、現状で満足しているようでした。
ちょっと心配ではあるのですが、本人が決めるべきことなのでそれ以上の進言はしていません。
この叔父のように、薬でなんとか凌げてしまっていることが果たしてよいのかどうか・・・
ちなみに、これはわたし個人の性質に過ぎませんが、自分の身体に薬物を入れること自体に嫌悪感があります。
もちろん、症状を抑えるためにどうしても必要なときはありますし、用法や用量を適切に守っていれば何ら問題のない薬も多いのだと思います。
それでも、薬には抵抗感があります。
風邪をひいても滅多なことでは薬は飲みません。
とにもかくにも、大事なことは痛みの原因を根本から取り除くこと。
原因療法
わたしの場合、深圧を受け、痛みの原因が明らかになって安心と希望が見えてきたものの、なかなか改善されない時期が続きました。
それでも、ゆっくりとながらも少しでも痛みが和らいでいくにつれ、更に希望が見えてきました。
それは、痛みの根本、原因に対処しているという安心感があったからです。
深圧は対症療法ではありません。
だからこそ、人により効果が出るまでに時間差があります。
変形性股関節症などの股関節疾患の場合、発症からの経緯・期間や症状、痛みの段階、また、どういう生活を送っているかによっても効果の出方や改善に要する時間も異なります。
わたしのように長くかかってしまう人もいます。
とりわけ、痛みがあっても仕事などで日々どうしても動かざるをえない生活を送っていると、なかなか改善が進まないかもしれません。
股関節の場合、腕などの上体と違って(使わずに)安静にしておくことは難しいですからね。
結果的に、痛みが長引いてしまうことになります。
良くなったと思ったらまたぶり返す。
一進一退。
わたしもそんな時期を長く過ごしました。
なんにせよ、痛みの原因を明らかにすることができれば、深圧でも根治が可能です。
一方で、病院での主な治療法は手術です。
手術は、対症療法にもなれば原因療法にもなります。
ですが、変形性股関節症に対する手術の場合、問題は痛みそのものの根治を主眼としているというよりは、骨の正常化に焦点があたっていることにあります。
構造上の異常に原因を求めるが故、骨・関節を正常な状態にすれば痛みも取れるはずという視点です。
実際には痛みの原因は、
・股関節関節包内の炎症
・筋肉の病気⇒筋・筋膜性疼痛症候群
にあるので、残念ながら、骨・関節を正せば絶対に痛みがなくなるというものではありません。
深圧によって、痛みの原因を特定することによって、どういう根本治療が有効かが見えてきます。
手術をするにしても、病院では指摘してくれない痛みの状態や原因がわかった上で臨むのとでは術前・術後の対応も異なってくると思います。
対症療法の助けを借りつつも、原因療法によって痛みの根治をはかる。
その中で、自然治癒力も引き出されていきます。
深圧は、皆さまの“痛み”を根治させるためにこれからも進化していきます。
2019年4月7日
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