変形性股関節症と性別
<お知らせ>
2019年1月24日(木)13時より開催予定の深圧体験会ですが、まだ1名空きがありますので、ぜひこの機会をご利用ください。
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今日は「変形性股関節」の性別に関するお話です。
変形性股関節症はなぜ女性に多いのか?
変股症患者には圧倒的に女性が多いと言われています。
理由として・・・
女性は一般的に男性に比べて関節が緩く、筋力も弱いことが一因ではないかということを聞いたことがあります。
そもそも変股症のきっかけとなる「先天性股関節脱臼」や「先天性臼蓋形成不全」が女性に多いからとも言われています。
これは、女性は出産するので骨盤が横に広くなっており、股関節が外側に位置している(中心から遠くに位置している)ために負担を受けやすく、結果的に臼蓋形成不全を生じやすいのではないかという推測に基づいています。
ですが、確証があるわけではないようです。
もう30年ほど前になりますが、わたしが手術を受ける前に読んだ変形性股関節症についての本に、データをもとに圧倒的に女性患者が多いという記述がされており、そのときに初めてこの事実を知りました。
そして、自分がいざ手術入院するときになって初めてそれを実感したのでした。
わたしが入院した神奈川県にあるK病院は、変形性股関節症を専門とする医師やリハビリ施設・体制が充実していることで有名であり、全国各地から同症の患者さんが入院していました。
わたしは男性でしたのでほぼ希望通りの時期に入院することができましたが、女性患者はかなりの方が入院待ちをしている状況でした。
そしていざ入院してみると、股関節症病棟の患者は女性の方ばかり。。。
入院していた3ヶ月の間に男性の股関節患者は(わたし以外に)2~3名ほどしかいませんでした。
また、わたしの私生活において、これまでに何人もの女性の股関節患者に出会ってきましたが、(病院等の場以外で)男性患者に出くわしたことは一度しかありません。
少ないとはいえ、いることはいるのですが。。。
男性患者の実状
松本深圧院の来院患者の割合としては、昔は99%女性でしたが、最近は少しずつ男性も増えつつあります。
現在、それでも女性比は95%は割らないと思います。
変形性股関節症・股関節痛を発症しやすい40代、50代での仕事従事率は男性が高く、基本的に日中・平日に時間を割くことができない方ばかり。
結果的に、病院にも通う時間をなかなかもてません。
痛みが相当ひどくなって仕事などの日常生活に支障がでない限り、何とか我慢してしまう男性諸氏も少なくないのではないでしょうか。
わたし自身、痛みが通勤することが問題になるくらいの状態になって休職を決意し、しばらく治療に専念することにしました。
身体よりも仕事優先にならざるを得ないのが実情かもしれません。
とはいえ、今にしてわかることですが、例えば痛み止め薬を使いながら騙し騙し逃れていても、根本的な問題を解決しなければいつか爆発してしまうリスクを抱えたままの状態であり、先送りしているに過ぎないとも言えます。
そう考えると、あるときに思い切ってある一定期間をケアに費やすという(わたしのような)思い切った決断もありだと思います。
もちろんそれには家族の協力が欠かせません。
それはさておき、
これは自分自身の体験を踏まえてのことですので思いっきり主観に過ぎないかもしれませんが(苦笑)、どちらかといえば男性の方が自分の身体のケアをおざなりにしがちなのかもしれません。
仕事が忙しい、休めないことを言い訳にしているだけかもしれません・・・
同性として、
・同世代の股関節痛に苦しんでいる男性諸氏はどのようなケアをしているのか?
・わたしと同じような境遇の男性患者はどのような生活を送っているのか?
やはり気になります。
「仕事で忙しくて休めないし、とても手術で入院なんてしている時間はないけど、痛みが強くなってきて心配だ。」
そんな方々にこそ、深圧を通じてセルフケアを学んでいただき、これまでの生活を基本的に崩さずに改善させる方法を模索していっていただきたいと思っています。
個人的な感情として、少しでも自分に似た境遇にある立場の方で、辛い痛みを抱えながら我慢して生活を送っている男性諸氏がいれば、助けになってあげたい気持ちが強くなってしまいます。
お近くに変形性股関節症を患っている、股関節痛に苦しんでいる男性がいらっしゃれば、ぜひ当院・深圧のことをご紹介ください。
いまこうして自分が求める生活の質(QOL)を実現できていることを通じて、世の股関節症を患っている(股関節痛に悩んでいる)男性諸氏にも勇気を与えることができたら嬉しいです。
2019年1月20日
湘南国際村より
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