経営者と患者 ふたつの視点
ホームページでもご案内していますが、この5月よりル・サロン銀座で営業デビュー予定の澁谷先生の深圧施術モニターを募集中です。
詳細及びお申込み ⇒ こちらより
まだ空きがありますので、現在通院いただいている方、初めての方、どちらの方も大歓迎ですのでぜひご協力ください!
予約が一杯になり次第、受付終了とさせていただきますのでご了承ください。
次に、さいたま赤十字病院の石井先生の講演会についても参加者募集中です。
詳細及びお申込み ⇒ こちらより
わたしたちのような保存療法(代替医療)を手掛ける施術院と、医療現場のドクターとの一種のコラボ企画であり、とても画期的な機会になります。
手術を考えている方も、そうでない方にとってもきっと有意義な場になると思いますので、どうぞこの機会をお見逃しなく!
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ひとりの股関節痛・変形性股関節症患者として、かつて酷い股関節痛に苦しみ、人生を悲観していたときに出会った“深圧”
わたしはいま、経営者として深圧を提供する側の立場にいます。
縁があって出会った松本総院長、そして深圧。
それが更なる縁を生んで、いまは事業を一緒に手掛ける仲間となりました。
わたしにはそれ以前に経営者としての経験などないし、組織での表向きのリーダー経験といえば、せいぜい部門長くらいのもの。
まだまだ小さな事業・組織とはいえ、経営者という立場に立った以上、そんな経験の浅さを言い訳にはできません。
では、そもそもなぜこんな要職を引き受けたのか?
それは、自分と同じように股関節痛に苦しんでいる方々に対して、深圧によってその痛みから解放してあげたいから。
たしかに、一種の恩返し的な思いもあります。
いや、恩返しなんていうとまるで「他人のため」にしているみたいですが、実際には「自分のため」であり、自分への癒しなのだと思います。
自分のQOL(生活の質)が劇的に改善され、いま幸せな人生を過ごすことができているのは、松本総院長であり、深圧に出会ったおかげ。
それが縁となって、(松本総院長だけでなく)ミッションに共感する仲間たちとともに深圧を広く普及させるというお役目が自分にまわってきたのだと思っています。
いわば天命でしょうか。
財務視点の経営管理については自分の専門でもあるので何とかなるものの、経営そのものに関しては所詮素人のようなもの。
そんな自分を支えているのは、この事業に対する情熱であり、使命。
そして、それ以上に根本的な支えとなっているのは、患者としての自分自身の体験。
それがあるからこそ、 それに基づいた視点があるからこそ、重責を担う覚悟がもてるのだと思います。
患者としての視点、要望、期待。
当院は医療機関ではありません。
自由診療の強みを活かし、基本的に問診と施術を繰り返しながら(コミュニケーションをとりながら)患者さんたちの痛みと向き合い、痛みの緩和に尽力します。
ひと口に股関節痛といっても症状は多種多様ですし、十把一からげに対応することはできません。
痛みを和らげてほしい、取り除いてほしいという要望は誰しも同じですが、最終的に患者さんが求めるQOLはひとによって様々です。
よって、様々な要望や期待に応えていかなければならないので、プレッシャーは大きいです。
自らの体験を振り返りつつ、ひとりの股関節症患者としての要望や解消してほしい疑問をあげてみると・・・
・とにかく痛みを和らげてほしい
・痛みの原因が何であるのかをおしえてほしい(骨?筋肉/筋膜?炎症?)
・仮にいますぐに改善が見込まれない状態なのであれば、どれくらいの期間を要するのか?(深圧をどれくらい受ければ改善が見込まれるのか?)
・このまま変形が進んで悪化してしまうのか?
・軟骨は“すり減って”なくなってしまうのか?
・病院で手術をすすめられているが、本当に手術をした方がよいのか(しなくても大丈夫なのか)?
・いつか人工股関節にしなければならないのか?
・(現在の状態で)どういう生活を心がければよいのか?
・(現在の状態で)どこまで動いてよいのか?
・(現在の状態で)筋トレはすべきか?ストレッチはしてよいのか?
・負担を減らすためには杖を使った方がよいのか?
・自助努力による改善方法はあるのか?
・深圧の強い押しによって関節・骨(自骨、人工)に何か悪影響を及ぼすことはないのか?
などなど・・・
自分が患者の立場で求めていたことをいま逆の立場で思い返すと、とても高い要望・期待であると感じてしまいます。
病院に行かれる方々も基本的には皆このような要望をもって(期待して)行くのでしょうし、患者にしてみればどこで診てもらうか(病院のような医療機関か当院のような代替医療機関か)は関係ありません。
その方の症状により、上記の要望や疑問の程度はもちろん変わりますが、辛い痛みを何とかしてほしいという切な願いはみな同じ。
できるだけ早期に痛みが和らぐことが一番の要望である一方で、たとえ即効果がでなくても、近い将来に希望をもてる、安心感をもてるように導いてあげることができれば、患者としても信頼して任せてみようという気になれます。
それがまさにわたしでした。
だからこそ、このような高い要望、期待にも応えられるようにしていかなければならないのだと、いまあらためて実感しています。
経営者としての仕事に日々邁進していると、患者視点が抜け落ちがちになってしまうことがあります。
よって、こうやって自分自身を振り返りつつ、患者視点からの要望を思い返すことによって事業の原点に立ち返ることができます。
当院に初めて来てくれた方々に、「ここに任せてみよう、信頼してみよう」と感じてもらえるような施術院にしていきたい。
松本深圧院の全ての先生がそういう患者さんたちの希望を少しでも満たしてあげられる、そんな「場」でありたい。
迷ったら患者視点に立ち返る。
2018年4月15日
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