私たちは深圧という特殊技術で股関節を専門に施術しています

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軟骨と痛みの関係

 

今朝は早起きして葉山の日曜朝市へ行ってきました。

 

 

 

とても寒かったですが、ワンコと一緒に朝市をブラブラしつつ、海を眺めながらの暖かいシチューと美味しいパンの朝食はサイコーでした。

 

早起きは苦手なのですが、冬場の朝は空気が澄んでいてとても気持ちいい。

 

「早起きは三文の徳」を実感した日曜の朝でした!

 

 

☆★☆★☆★☆

 

 

軟骨が“すり減る”と痛みが生じるのか?

 

いきなりですが、↓はわたしの股関節の直近のレントゲン写真です。

 

 

患足は右(写真向かって左側)です。

 

撮影したのは、約3年前。

 

30歳手前で急激に悪化したとき、レントゲン上で関節の隙間がほとんど見えなくなりました。

 

左足側の股関節はほぼ正常状態ですので(少々臼蓋形成不全気味ではありますが)、見比べるとその差がよくわかります。

 

ですが、(ちょうど関節の隙間あたりがモヤッとしていますので少しわかりにくいですが)隙間はあるし、軟骨が完全になくなってしまったということはないと思われます。

 

数年に一度検診をしていますが、レントゲン上でみる限り、症状が悪化して以来、股関節の状態はほとんど変わっていません。

 

診断上は“末期”です。

 

もう15年以上も末期が続いていることになります。

 

担当の医師より、「いつ(骨に)破壊症状が起きてもおかしくなく、そうなると、とりうる手段としては人工股関節への置換しかない」とずっと言われてきました。

 

前回の検診時、ベッドに横になって股関節の屈曲度を測っていたのですが、医師がふと「こんな(末期の)状態にしてはよく動くね」ともらしました。

 

それに対して、「どうでしょう?この股関節はもちますか?」と敢えて問うたところ、「この状態でよくもってますよ。後はどれだけ維持できるかですが、いつおかしくなっても不思議ではありません。」とのこと。

 

おそらく、整形外科的にみると(医療の常識からすると)、こんな完全なる末期の状態で、杖もつかずに普通に生活して動き回っていること自体、説明がつかないのでしょう。

 

でも、深圧理論からすると、(末期ではなく)“安定期”となります。

 

視点が異なります。

 

とりわけ、医師は関節の隙間がないことを問題視します。

 

「軟骨がすり減って」いるので、痛みが発症している(はずであり)、いずれ「骨の破壊」へと進行するという考え方です。

 

これは、深圧の考え方とは異なります。

 

 

神経のないところに痛みなし!

 

軟骨や骨には神経がありません。

 

よって、神経のない軟骨がいくら減ろうと痛みは出ません。

 

さらに、神経のない骨と骨がいくらぶつかろうとも痛みは出ませんので、「骨と骨がぶつかって痛む」という診断と矛盾します。

 

軟骨成分配合の栄養補助食品の宣伝広告として、「軟骨がすり減った膝に~」という表現を目にされたことがあると思います。

 

また、「すり減った軟骨を元に戻す」といった内容のテレビの健康番組が放送されたりすることの影響か、「軟骨はすり減るもの」という認識が一般化されているようです。

 

ですが、もし股関節の軟骨や骨に神経があったらどうなるのでしょうか?

 

例えば、股関節に過度な負担をかけているスポーツ選手たちはどうなってしまうのでしょうか?

 

ましてや、冒頭のわたしのレントゲン写真のような状態にある人だったら、歩くだけで、いや立っているだけでもなんだか痛そうですよね。

 

実際には軟骨はあるはずですが、レントゲン上では骨と骨がぶつかっているように見えますからね。

 

ですが、状態が悪化して軟骨が「すり減った」ときでさえ、痛みの発症源は実際の関節部分ではなかったのです。

 

神経のある関節包内で一時的に炎症が生じていた可能性はありますが、わたしの場合、主な痛みの発症源は、股関節周辺の筋肉、とくにお尻のあたり、中臀筋(ちゅうでんきん)でした。

 

注)

股関節には骨膜がなく(身体の多くの骨はこの骨膜という膜に包まれている)、その代わりに骨膜が関節(軟骨や骨)を含む関節包という袋に進化して存在しています。股関節の軟骨や骨には神経はありませんが、関節包には神経があります。

 

よって、もし関節包内に炎症が起きているのであれば、股関節痛として痛みを感じることになりますが、炎症性の痛みであればずっと痛み続けるものではなく、時間の経過とともに消えていきます(例:足首の捻挫)。

 

 

繰り返しますが、軟骨には神経がありません。

 

よって、軟骨がすり減って痛みが生じるということはありません。

 

髪の毛や爪に神経があったらどうなるかを考えてみればわかりますよね。

 

つまり、「神経のないところに痛みなし!」です。

 

ここから、レントゲン主体診療の限界、間違った常識が垣間見えます。

 

わたしの股関節の変形具合、経過、痛み原因とその推移をみれば、どちらが理にかなっているかは明らかです。

 

医師の言葉には「専門家バイアス」がかかっていますから、何も考えずにそのまま受け入れてしまいがちであり、「思考停止」状態に陥ってしまいがちです。

 

ですが、自分の身体に直接関係することについて何か「おかしい」と感じることがあれば、自分の直感・感覚を大切にすべきだと思います。

 

医師の説明にもし納得できないのであれば、その疑問をぶつけてみることが肝要です。

 

医師や専門家のアドバイスを参考にしつつも、自分の身体の声に素直に耳を傾けながら、自分の身体にとって何が正しいのか?を自ら判断できるようにありたいものです。

 

 

2017年11月19日

 

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