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和式と様式 股関節に優しいのはどっち?

 

突然ですが、

 

和式と様式、股関節に優しいのはどちらでしょうか?

 

わたしは洋式生活派です。

 

別に欧米派ぶるつもりはありません(笑)

 

身体的な問題=「変形性股関節症」によって洋式な生活しかできなくなってしまったのです。

 

股関節の曲りについて。

 

現在のわたしの右側股関節屈曲は75~80度くらいでしょうか。

 

仰向けになって、膝を抱きかかえるように股関節を上体側に曲げたときの角度です。

 

手術前後の頃は110度くらいありましたが、症状が悪化した際に曲りも悪くなりました。

 

また、仰向けになって膝を立てた状態で、外側に曲げる(開く)ことはさらにきつく、角度にして40度くらい、痛くてそれ以上は曲がりません。

 

よって、胡坐(あぐら)をかくことができません。

 

床に座るには、正座かお尻で直に座る(足を前方に投げ出す)しかありません。

 

正座は長い時間持続できないし、座椅子があれば楽に座ることはできるのですが、立ち上がりの動作は少々辛いですね。

 

要は、しゃがんだり立ち上がったりという動作に難があるため、床に座る生活はもはや受け入れられなくなってしまいました。

 

飲み会などの場が座敷だと、ちょっと憂鬱になります。

 

座敷といっても掘りごたつであれば何とか一安心。

 

ただし、狭いところだと足の出し入れが辛くもあり、そんなときは(トイレが近い身でもあるため・・・苦笑)席を立つのが辛かったりします。

 

身内だったり、気の知れた仲間とであれば、「座敷は勘弁!」と言えますが、仕事や冠婚葬祭の場等ではそうもいきません。

 

もうだいぶ昔のことですが、座敷で接待飲食をしたときのこと。

 

テーブルもかなり大きめで、相手方との距離がありました。

 

さらに座椅子は少々傾斜が深くて、そこにもたれるわけにもいかず、正座して相対していました。

 

最初はお酒をついだり何とか対応していましたが、正座でしたので足も痺れてくるは・・で徐々に辛くなっていきました。

 

何とかしのぎつつ、場もだいぶ和んできてお酒のペースも幾分ゆっくりとなり、いよいよ正座も限界になってきたので、(控えめながらも)座椅子に腰かけて足を伸ばしたのですが、とても楽な感覚につつまれて完全にリラックスモードになってしまいました。

 

と、しばらくして前に座る方のグラスが空になっているではないですか!

 

おっ!と思って上体を起き上がらせて立とうとしたのですが、足の痺れが残っていたせいか足が動かず、慌てて気持ちだけ動こうと上体を前方に運びながら「おっ、あっ、」とモソモソしていたら、皆こちらを見ている・・・

 

「何してんの?」 (上司)

 

「どうかしましたか?」 (接待先)

 

と言われて、事の経緯を話したところ、先方からは「先にそれを言ってくだされば最初から楽にしていただいてよかったのに。」

 

なんて言っていただいたのですが、なかなかそういうわけにもいかず・・・(苦笑)

 

なんだか日常生活の不便自慢大会みたいになってしまいましたが、やはり「変形性股関節症」(特に屈曲がよくない方)にとっては和式生活は不便であり、洋式生活の方が都合がよいですね。

 

股関節にとって負担の少ない様式生活

 

とにかく椅子があることが必須ですが、どんな椅子でもいいわけではありません。

 

ポイントは、高さと固さですね。

 

低い椅子だと(わたしのように曲がり度合いが悪い身にとっては)とても座りづらくなっていまいます。

 

やはり、膝の位置と同じくらいの高さ椅子が一番座り心地がいいですね。

 

また、背もたれの角度が寝ているソファー、柔らかくて深く座り込んでしまうようなソファーでは立ち上がりづらくなります。

 

自宅で本を読んだりテレビをみる場合など体勢をあまり変えないで座るときには、背もたれが少し寝ているソファーだとゆったりできますので、そういうときはいいのですが・・・

 

トイレは、今では飲食店や公共の場など洋式が殆どですので助かりますが、たまに駅のトイレなどで和式しかないときにはホントに焦ります・・・和式で用を足すのは辛すぎます(汗)

 

自分の経験からしても、和式生活より洋式生活の方が股関節や膝関節への負担も少ないですし、転倒するリスク等も考慮すると洋式の方が理にかなっています。

 

あくまで股関節や膝関節の動きに問題がある人からみるとですが、洋式中心の生活にした方が身体にとっては優しいということになりますね。

 

和の精神、心は大切にしつつ、和洋折衷といきたいものです。

 

 

2023年6月25日

 

股関節に“楽”な『らっこイス』

 

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