体重をかけることが怖かった。
みなさん元気、ぼく元気。
日曜日に松本深圧院13階で勉強会とミーティングを行いました。
相変わらず13階からの眺めは綺麗です。
ミーティングの主な議題については、次回の記事でお知らせします。
8月頃から強く感じるコロナウイルスによる“東京怖い現象”。
これが思った以上に深刻です。
すっかり世の中が変わってしまいました。
Gotoキャンペーンに東京が含まれてから街は少し賑わいを取り戻しつつあります。
🍓先日、40歳代のある患者さんが銀サロ(松本深圧院 ル・サロン銀座)に来るまでの話をしてくれました。
子供の頃左股関節の自骨手術を受けて28歳頃から左股関節痛が出たようでした。
それからは、左脚に体重をかけると変形が悪化すると考え、脚に体重をかけるのが怖かったと言います。
左脚をかばい右脚重心の生活が続くうちに左右のバランスが大きく崩れ、左股関節痛がどんどんひどくなったようでした。
私が初めてお会いしたのは2015年春でした。
その前年の秋に山登りもしていたようですが、そのような経過もあり左股関節痛がピークに達していました。
もう骨は安定して治っているので、左脚の筋肉、特に内股にある内転筋がほぐれたら、左脚にしっかり体重をかけて左右のバランスを改善しましょうと指導しました。
その後、その冬のカルテを見ると『調子良い』と書かれていて、一旦終了となっています。
子供の頃から股関節に異常があった方や、大人になって初めて股関節痛を感じてから10年以上経過している方の多くはもう骨は治っています。(松本の分類 タイプ2)
あとは筋肉をほぐして正常化し、左右の脚への荷重バランスを整えることが重要です。
でも、不思議だと思いませんか?
この方は左脚をかばってきたのに、なぜ左股関節が痛くなるのでしょうね?
おそらく、左脚に体重をかけない期間が長引くと骨盤を真っすぐ保つ筋肉が筋力低下を起こし左の骨盤が上がってしまうのです。
これにより、多くの筋肉が引っ張られたり負担が大きくなったりするからだと思われます。
皆さんに起こる筋力低下は、脚をかばうことだけが原因ですからね。
実際、この方は左の骨盤が挙上して見た目の脚長差が5~6cm出ています。
現在は歩行にはほとんど支障がありませんので、今のところは手術をする気持ちは全く無いようです。
皆さんも、悪い方の脚をかばい過ぎることだけは避けてほしいと思うのです。
どうしても杖をつかなければならない時期はあるのですが、杖をつくと必ず脚をかばいます。
その時から左右のバランスも崩れるでしょう。
かなり気をつけていても、確実にバランスは崩れていきます。
その時その時で自分が可能な範囲で悪い方の脚に体重をかけるようにしてほしいです。
股関節痛の為に脚をかばうというのは間違った考えの時が多いです。
脚をかばえば、骨が長持ちするという考え方は全くの間違いです。
筋肉だけでなく、骨も弱くなる(骨萎縮:こついしゅく)ので変形しやすくなるのです。
骨盤が傾きやすくなります。
人工股関節の手術を受けている方の場合は人工股関節が入っている骨が弱くなると人工関節の“ゆるみ”が出やすくなります。
股関節痛があれば股関節痛を改善させることが重要ですが、安易に杖を指導する医療従事者が多いと思います。
まずは股関節痛を改善させる治療を意識してほしいものです。
体重をかけることによって股関節の変形が悪化することによる股関節痛が強くなることはありません。
それ以前に、変形は股関節痛の原因ではありません。
できるものなら、怖がらずに体重をかけてほしいと思います。
ほぐして筋トレ、ほぐして筋トレ。
ほぐして患側荷重(筋トレ)、ほぐして患側荷重です。
右脚への患側荷重例
みなさん意識してみて下さいね。
よいしょっと!
ほぐして筋トレ、ほぐして荷重。 良いショット!
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
2022年、銀座に何かが起こる
こちらも見てね。(HipTuber田山陽平)
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