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股関節治療の「選択」について考える

 

3週間ぶりのブログ更新です。

 

この2週間ブログをお休みした理由・・・実はいま地元の町内会で役員を担当しているのですが、今年はイベントリーダーの任務についてしまい、企画実行責任者として夏のお祭り(納涼祭)の準備に奔走していたためでした。

 

7月に入ってからは、毎週末お祭りの準備に時間を費やしていたのですが、先週末に無事に開催して何とかその任を終えました。

 

ようやく、ホッと一息の週末です(笑

 

今年は個人的な夏休みはなしですが、地域活動に多少なりとも貢献できたことでささやかな充足感を感じている今日この頃です。

 

 

★☆★☆★☆★☆

 

 

さて、今日は変形性股関節症・股関節痛に対する治療の「選択」について、個人的な体験をもとに綴ってみたいと思います。

 

一昔前の同症に対する対処(治療方)としては、手術がほぼメインでした。

 

わたしが手術を受けた1990年頃は、まだRAO(臼蓋回転骨切り術)も多かったですが、人工股関節手術が徐々に普及している状況でした。

 

当時はまだインターネットもなく、情報収集する手段も限られていましたので、基本的には病院(整形外科)での診断にしたがって、手術をするかどうか?(いつするか?)の判断しかありませんでした。

 

手術によってしか治せない、進行を止められないという考え方が“常識”であり、わたし自身、その常識に沿って(医師のアドバイスに応じて)RAO手術を受ける決断をしました。

 

一方、いまやインターネットを中心に情報過多社会となり、変形性股関節症や股関節の痛みに関すること(股関節全般)について、またリハビリやトレーニング方法に関することなどあらゆる情報(医学的・非医学的を問わず)に誰もが簡単にアクセスすることができます。

 

手術のみならず、深圧のような代替医療系の保存療法も多種多様ですし、それだけ治療の選択の幅が広がりました。

 

30年前とは隔世の感ありです。

 

とはいえ、病気や障害を理解するには専門的で難解なことが多く、医師や専門家と患者との「情報格差(医療格差)」は大きいと言えます。

 

医療は「専門家バイアス」(専門家の意見はすべて正しいと考えてしまうこと=先入観)が強く働く領域であり、個人の判断が入り込む余地が少ないのです。

 

内科系の疾患はさておき、変形性股関節症などの外科疾患の場合、依然として手術療法が主流であるとはいえ、その治療方法には様々なものがあるため、自分にとって何が適切であるかを判断することは容易ではありません。

 

その人の股関節疾患の歴史(経緯)、現在の症状、生活環境、求めるQOL(生活の質)によっても、取りうるべき選択肢は変りうるものです。

 

医師のすすめに応じて手術を選択して良くなった方もいれば、手術はしないという選択をして保存療法をいろいろ試している方もいます。

 

どの治療法をとるにせよ、よい状態を維持していくための生活スタイルも重要になりますので、今後自分がどのような人生を送りたいのかという長期的な視点に立って考える必要があると思います。

 

要は、その人が何を大切にしたいのか、どうなりたいのか、によっても取りうる選択肢は異なるということです。

 

同じ症状の他者の意見はもちろん参考にはなりますが、だからといって必ずしもそれが自分に当てはまるわけではないところが、この股関節症の難しいところだと思います。

 

先日、とある地元の集まりにて、両足の股関節を人工にされたというご年配の女性と話をしていた際、わたし自身の股関節のことをお話ししたところ、「絶対に手術(人工股関節)をした方がいい!」と強くすすめられました。

 

ご本人が人工股関節にしたことによって快適な生活を送れるようになったが故のアドバイスですが、それはその方にとっての「成功体験」であり、同じような症状の方にぜひ自分と同じようになってほしいという思いからのことです。

 

しかしながら、わたしにとっては(RAOとはいえ)手術は失敗体験であり、深圧や自分自身で試行錯誤しながら培ってきた保存療法が成功体験です。

 

わたしはいま深圧を事業として推進していますので、当然ながら深圧のPRをしていく立場にあります。

 

一方で、自分の体験が少しでも多くの方のお役に立てればとの思いで、個人としての成功体験をこのブログに綴っています。

 

かといって、これを誰かに強要するつもりは毛頭ありませんし、深圧にしろ自分がやってきたリハビリ方法などの療法はあくまで参考にすぎません。

 

わたしの場合、リハビリ方法なども自分で試行錯誤しながら合うものを見つけてやってきましたので、全ての人に万能な治療やリハビリ方法なんてないことはよくわかっています。

 

手術にしろ保存療法にしろ、他者による治療を受けるに際してはどれだけ本人が納得して(信じて)受けることができるかが重要だと思っています。

 

それには、自ら知ろうとする努力、理解しようとする努力が必要だと思いますし、それでも失敗することもあるでしょう。

 

わたし自身がそうでした。

 

時間はかかりましたが、今では自分なりの股関節の維持方法を把握できるようになったので、酷使し過ぎて痛みが出るなどして調子が悪くなってもまったく慌てることがなくなりました。

 

いろいろなことにトライしてみることもしないこともその人の判断です。

 

すべては自分次第であり、最後は本人が納得できるかどうか?

 

もし人工股関節へ置換するのであれば、後から元に戻すことはできませんので、本人が後悔しないように(人工股関節の)長所や短所をしっかりと把握し、自らの生活環境や将来を考えながら決断してほしいと思います。

 

深圧は手術をしない方にもした方にもそれぞれに有効な療法ですが、一度受けただけで劇的な改善が望めるものではありませんし、深圧の考え方を理解しつつ、本人の自助努力と相成って効果が出てくるのだと思っています(ここはとくにわたしの個人的体験に基づいています)。

 

治療の選択肢が増えることはとてもいいことですし、一つの正解を求めるのではなく、その時々で(自分にとって)必要な治療法やリハビリ方法などを上手く利用していくことが大切ではないでしょうか。

 

自分の身体に対して、柔軟な発想・視野でケアをしていけるようになれたらいいですね。

 

 

2019年8月25日

 

横須賀港海上より市内を望む

 

 

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