股関節の骨の中にできた穴は私達の骨を守ってくれていたのだ!
みなさん元気、ぼく元気。
どうも、ひんなげしの花であんの人の心を占ったことがあるアグネス松本チャンです。
東京は日が当たらないので私の身体も光合成に困っています。
さて、今回の記事は骨の中に空いた穴は潰れないどころか私達の骨を強くして守っていたというお話です。
🍓骨の中には強靭な骨である骨梁(こつりょう)が網の目のように張り巡らされて私達が足に体重をかける時の骨への力学的負担(重力・体重・衝撃)から骨を守っています。
人間の骨って良くできているでしょ?
左が骨の断面図 その断面を走っている強靭な骨梁を図式化したのが右図です。
先の記事で取り上げました京都大学医学部整形外科教室の先生方による文献でも触れられていましたが、変形性股関節症になって、骨への過重な力学的ストレスが骨梁に作用することによって骨嚢胞が作られるようなんです。
ただ、この文章だけではいまいち理解しにくいので、他の論文から私なりに理解した骨嚢胞のでき方とできる意味について書いてみたいと思います。
1991年に東京医科大学整形外科教室の伊藤康二先生が書かれた文献には、骨嚢胞が作られる過程について諸説取り上げていました。
実は、それ以前にも多くの先生方が骨嚢胞について研究されており、この伊藤先生の論文の中でもいくつかの文献考察が行われていました。
この伊藤先生の論文の結語には次のように書かれていました。
『骨嚢胞の形成には硬組織学的検索から骨梁骨折が原因と考えられ、そしてこれに対する修復機転の諸様相を示すのが“骨細片型”“線維型”“嚢胞型”の各嚢胞型と思われた。』
出ました! 『修復』の2文字!
全てが骨梁骨折が原因とは言えないが骨嚢胞は骨梁骨折の修復としてできるのではないか、ということでした。
以下は、様々な文献を基に私が理解した範囲をわかりやすく図式化したものです。
一本の骨梁をモデルとして書いてみました。
あくまでも私のイメージです。
ここで言う『骨折』とは非常に微細な骨折を意味します。
上図の説明になりますが、変形性股関節症による骨梁への力学的負担の増加により(A)骨梁部に骨折が起こり(B)、その骨折部の修復としてまるでピンポン玉のような骨嚢胞ができ骨梁を強く補強している(C)。
変形性股関節症による骨への力学的負担はさらに加わり続け変形をさらに進めようとしますが、ピンポン玉のような骨嚢胞の壁に骨への力学的負担を集中させて(C)これ以上の骨盤や大腿骨頭の変形を止めようとしているのです。
つまり、股関節の骨の中にできる骨嚢胞は潰れるものではなく、むしろその逆で、骨嚢胞ができることによって骨の力学的強度を増し、骨嚢胞の壁によって皆さんの骨を守り変形を止める目的で形成されるのです。
骨嚢胞は潰れるものではなく、骨が潰れないように骨嚢胞ができていたのです!
皆さん、この事実を広めて下さいね!
私達は『骨嚢胞は潰れません。』と言い続けてきましたが、これらの文献に書かれていたように『骨嚢胞ができることによって骨の力学的強度を増している。』という結果には私達も驚かされました。
変形性股関節症によって起こる骨梁の強化、骨棘、骨嚢胞などの現象にはそれぞれにちゃんとした意味があり、私達を守ってくれている防衛反応(自然治癒力)なのですね。
骨嚢胞は悪者ではなく、私達の骨を守るヒーローだったのです!
私も皆さんを守るおじさんヒーローなのです! おじさんヒーローと言うより疲労おじさんじゃね?
怖がらず、自信をもって足に体重をかけてほしいです!
これとこれ、読んでくださいね!
私達が行っていることの本当の姿が理解できます。↓↓
🐸 変形性股関節症を怖がらないでね!🐸
いつもご愛読ありがとうございます😘
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