私たちは深圧という特殊技術で股関節を専門に施術しています

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股関節の”地力”

 

過去最強と言われている寒波に見舞われている北日本。

 

北海道・陸別町では、昨日の朝の最低気温が氷点下31.8度まで下がったそうで、想像を絶するような極寒です・・・

 

昨日は寒波の影響で都心でも雪が降りましたが、今年一番といっていいくらいの寒さを体感しました。

 

先週は春を思わせる暖かな日もありましたし、こうも寒暖差が激しいと体調に異変も生じやすいですね。

 

相変らずインフルエンザも大流行のようですので、皆さま、どうぞご自愛ください。

 

春はもうすぐです!

 

 

☆★☆★☆★☆

 

 

突然ですが、長らくの不調の後に、ご自身の股関節に力(筋力)が戻ってきた!と実感された経験はありますか?

 

これは数年前の話ですが、今日はわたし自身のそんな体験について書いてみようと思います。

 

患側(右足)の股関節に“地力”がついてきた!

 

20歳のときに自骨での手術をしたこと(メスを入れたこと)によって筋力が一度はほぼゼロになり、以来、様々な筋トレをしたり、日々の生活における動きの中でちょっとずつ筋力は回復していきました。

 

その後、30歳手前で悪化の一途を辿り、一時は筋力を問題視している状況ではなくなりましたが、回復に向かうにつれて再び筋力が戻っていきました。

 

ですが、手術後からずっと気になっていたことがありました。

 

それは、立ったり、歩いたり、右足に体重をかける毎に股関節に上体の重さがずしりとのしかかるような感覚。

 

痛みの感覚ではなく、重たいものを下から支えているような感覚が常にあったのです。

 

誇張して言うと、下から骨か何かが突き当たるような感覚・・・

 

健側の左足ではそのような感覚は全くありませんし、健常者の方であればそんなことは感じえないものだと思います。

 

もちろん、それを常に気にしていたわけではありませんが、上体の重さがのしかかる感覚はずっとありました。

 

根本のところで上体を支える股関節周辺の筋力が弱いことが原因なのだとずっと思っていました。

 

深圧を受けるようになるまでは、間違った思い込みにより(痛みがあっても)筋トレをしまくっていたのですが、そんな筋力の弱さをとても不安視していました。

 

その後、深圧を知り、筋肉の常識を知り、それまでのような筋トレは控えるようになりました。

 

一時の悪化症状が治まり、痛みも緩和されて動けるようになって以来、筋トレの中心は歩くこと。

 

患側荷重法も効果的でした。

 

昔はガンガンにやっていたプールやジムでのトレーニングは、股関節の筋トレというよりは、自分の趣味程度に気分転換として時々行う程度。

 

そういえば、病院などでよく指導される足上げなどの筋トレ(例えば、横向きに寝て患足に重りをのせてあげる)はほとんどやらなくなっていました。

 

踵から着地し、しっかりと体重をかけることを意識して歩くこと。

 

いろいろな筋トレをしてきましたが、それだけでも十分でした。

 

しかし、それでも術後以来感じていた上体の重さをずしりと支える感覚はなくなりませんでした。

 

とはいえ、それは痛みではないし、常態化していることでもあったので意識しなければ気になることもないという程度のものでした。

 

そんなおり、あるときに突然気づいたのです。

 

「あれ、あの上体の重みを感じるズッシリ感がない」

 

「左足と同じような(軽い)感覚で歩けている!」

 

実際には、突然に変化したのではなく、徐々に力がついてきていて以前の感覚が気にならなくなっていたところ、あるときに急に思い出したのだと思います。

 

それくらい忘れられた感覚だったということ自体、大きな問題ではなかったということなのかもしれませんが、そんなこと以上にとにかく嬉しかったのです。

 

「股関節の地力がついてきた!」

 

股関節の“地力”とはわたしが勝手に命名、決めつけたことですが、文字通り“地力”がついてきたという実感なのです。

 

一般的には、年齢を重ねると体力が落ちていくと言われます。

 

20歳前後に体力・筋力のピークを迎え、その後徐々に下降線をたどるとも言われていますね。

 

一方で、筋肉は年を重ねても成長していくことができると言われています。

 

90歳になっても筋肉を鍛えることができる、とも。

 

それはともかく、こうしていま筋力が強くなっていると感じられることで、年をとっても筋力を維持するどころか高めることができるということを自ら実証できていることが嬉しいのです。

 

世間常識(=医療現場の常識)で変形性股関節症患者が辿ると思われている道とは逆の道を進んでいることを身をもって体験しているいま、将来への不安はほとんどありません。

 

手術前の元の状態に戻るのではなく、新しい身体を創り上げていっているという感覚。

 

そんな成長感覚を感じることができる喜びに感謝です。

 

 

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2019年2月10日

 

 

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