整形外科とは? 2
皆さん元気、ぼく元気。
どうも、仙台から帰ってから生まれた星に帰っていまして記事更新が遅れてしまいましたフライデー松本です。
あと1ヶ月で年内の仕事も終わりますね。
平成最後の年末、素敵な年末にしましょう!
🍓かつて「松本先生に会ってみたい。」と言ってくれて、実際に銀座店まで来てくれた東大医学部の学生がいました。
かなり優秀な学生で、私としては将来一緒に仕事をしたいと思っていますが、残念ですがおそらく彼は日本国内に留まらない人だと思います。
そんな学生を孫に持つ患者さんから聞いた話です。
東大医学部4年生が臨床実習に出る前のオスキー(客観的臨床能力試験)試験のひとつの授業に、患者さんを思いやった診察の授業があるそうなんです。
そこでは、患者さんの話をよく聞き、患者さんの気持ちに同意するコミュニケーションが重視されるようなんです。
そして、否定的な言葉や患者さんに不快感を与える言葉を使わないように教育されているようなんです。
詳細までわかりませんが、非常に重要な授業で、このような教育が医学部で行われていることは良い傾向だと感じ、嬉しく思いました。
今後の診療は良い方向に変わっていくように感じます。
その時に現役の先生方は取り残されないように必死に変わる必要性が求められてくるような気がします。
整形外科とは
『運動器官を構成するすべての組織、つまり骨、軟骨、筋、靭帯、神経などの疾病・外傷を対象とし、その病態の解明と治療法の開発および診療を行う専門領域』
ですので、「私は骨しか診ない。」は『私は骨しか診れない』と判断され、若手の医師や患者さんからは軽蔑される時代が来るのではないでしょうか?
軟部組織にこそ痛みを感じる神経がありますからね。
人の身体を総合的に診てくれる先生が増えてほしいですね。
その一方で、患者さんも変わっていかなければならないと強く感じています。
先日、人工股関節手術後、股関節痛が残存した患者さんがいました。
手術担当の先生からは「レントゲンはきれいです。」と説明されていたようですが、その患者さんはレントゲンの異常点を指摘したようです。
最終的には病院側が患者さんの訴えを認めて再手術が行われ股関節痛は改善したそうです。
この患者さんは一般の方ですが、以前から股関節に関する勉強を行ない、多くの情報を持っていました。
この患者さんの対応は素晴らしかったと感心させられました。
私のブログの目的の1つにも患者さんが一緒に勉強をする事で、患者さん自身の心身を守る術を身につけてほしいということがあります。
私はこのブログを通して現在の整形外科医療の問題点を指摘し、患者さんにはいろいろな情報を学ぶ事で自分を守って欲しいと考えています。
そして、患者さんはさらに一歩進んで、整形外科の診療場面で疑問を感じたら担当先生に意見をして欲しいと考えています。
私のやっていることは微力です。
また、皆さんの力も微力でしょう。
しかし、その微力が積み重なった時に大きな変革が起こると信じています。
それが私の子孫、皆さんの子孫を守ることに繋がるとも思っています
これとこれ、読んでくださいね。
変形性股関節症を理解して怖がらないでね!
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