変形性股関節症患者にとってのパートナー
先週はインフルエンザ(B型)にかかってしまい、ブログをお休みさせていただきました。
油断していていたわけではないのですが、なんとなく自分は大丈夫だろうなんて思っていたら、突然発症しました。
ようやく解熱して良くなってきたと思ったら、今度は妻が感染。。。
わが家の娘たちは今のところ元気でして、今回は親2人ががやられてしまいました(苦笑
これでもう大丈夫!と思いたいところですが、A型にかかる可能性があるのでこれからは更に用心していきたいと思います。
皆さまもくれぐれもお気をつけくださいませ!
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3時間待ちの3分診療
兼好法師(吉田兼好)は、日本三大随筆の一つとされている『徒然草』でこんなことを書いています。
「よき友、三つあり。一つには、物くるる友。二つにはくすし(医師)。三つには、知恵ある友。」
とくに、二つ目の「医師の友人」をもつという点。
“3時間待ちの3分診療”
が当たり前のこのご時世、自分の身体がおかしくなったときに、気軽に相談することができて、親身になってくれる医師=医療・健康のスペシャリストの友人がいてくれたら、これほど心強いことはないでしょう。
ただし、実際にそういう友人をもっている方はなかなかいないでしょうし、そういう機会をもつことも稀だと思います。
わたしは数年に一度、股関節の状態をチェックするためにレントゲン検診を受けています。
基本的に毎年検診を受けるように言われていましたが、状態は安定していることもあり、3~4年に一度のペースです。
わたしの場合、かかりつけの病院が自宅より遠方のため、往復で4時間(時間指定の予約にもかかわらず)待ち時間で1時間超、そして診察5分、です。
こちらもレントゲンで関節自体の状態をチェックすることが目的のため、診察自体はあっさりとすぐに終わるものと 割り切っています。
ですが、多くの患者が来院していて、せわしなく行われる外来検診にて、落ち着いてゆっくりとこちらの状態を伝え、それに対してアドバイスをいただくことはどうみても困難です。
“流れ作業”のようなものですからね。
やはり「医療」の限界なのでしょうか。
パートナーとしての深圧
表向きは「医療」とされないわれわれのサービスでは、そんな限界はありません。
いや、ありませんというか、あってはなりません。
痛みに苦しみ、耐えてきて、藁をもすがる思いで当院に来られる方は少なくありません。
わたし自身もそうでした。
皆さん、この痛みを何とかしてほしい、と切に願って来院されます。
「変形性股関節症」(股関節の痛み)の原因や症状、その時の痛みの状態は人によって様々ですので、その人の痛みの原因を知り(問題発見)、現状を把握し(分析)、痛みを除去していく(解決)には相当な時間が必要になります。
初めて来院される方には、必ずお時間を90分いただき、初診料を含めた形で施術料金を設定させていただいているのは、最初に十分な時間をかけて問診をし、また施術を通じて痛みの原因の把握に努めるためです。
そして、そこから患者さんとのお付き合いが始まります。
その方の状態にもよりますが、なかなか一度きりで痛み・悩みの全てが解決するということはありませんので、中長期的な視点で接していくことになります。
どれくらいの期間、通院することになるかは人それぞれですし、一概に言えるものではありません。
ただ一つ言えること。
それは、松本深圧院では、それこそ一生お付き合いするくらいの覚悟で、来院される方々の痛みと向き合っています。
もちろん、一生通院してください、という意味ではありません(笑
それくらいの覚悟で、長い視点を踏まえて施術にあたっているということです。
いわば、パートナーになるようなものですね。
施術時間中を通じて、また施術時以外でもコミュニケーションをとっていきます。
今は便利な世の中になりました。
電子メール等を通じて、身体の状態について、自宅でのメンテナンス方法についてご質問をいただいたり、経過報告をしていただいたり、等々。
もちろん、痛みから解放されて状態が良くなり、通院することがなくなっても、関係はずっと維持されますので、何かあればいつでもご相談いただけます。
そういう意味で、当院の施術スタッフは、皆さんにとって(兼好法師のいう)「よき友」の一人であると思うのです。
患者の立場としてわたしが深圧に出会うことによって得たこと。
それは、痛みから解放されたことはもちろんですが、それ以上に、自分が手に入れた「安心感」の方が大きかったと思います。
これからは「何かあればいつでも気軽に相談できる」という安心感、そして身近に(本気になって)親身になってくれる人がいるという信頼感をえられたことは、どれほど心強かったことか。
松本総院長の個人事業の時代から、事業を法人化し、今は志を同じくする仲間が増えてきましたので、その安心感は更に大きくなりました。
患者として、そして深圧を提供する立場の者として。
それぞれの深圧施術師の先生たち、全員がその思いを受け継いでいます。
わたし自身が患者の立場で体験してきた感動を、これからもずっと提供していくことができるように、いまは組織を預かる責任者の一人として尽力しています。
皆さまのよきパートナー・友としてお付き合いさせていただくことを通じて、それぞれの方が望まれるQOLの実現に向けて、同じ目線で一緒に努力していく。
ぜひ当院の深圧施術師とはそんなスタンスで接していただき、痛みのこと、生活のこと、何でも気軽にいつでも相談できるようなパートナーとしてお付き合いください。
深圧を通してパートナーを増やす。
それが松本深圧院のミッションでもあるのです。
2018年2月11日
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